Chromecastのミラーリング性能比較
スマホ・タブレットからのChromecastにミラーリングするにはAndroid端末が必要です。iOS端末(iPhone、iPad)は対応していないので、注意して下さい。
今回、ミラーリングを使用する端末は「Nexus 7(2012)」です。通信速度を計測したら、無線LANルーターを設置している場所から離れていることもあり、下り通信速度 約20Mbps・上り通信速度 約25Mbpsぐらいです。それではさっそく、ミラーリング性能を比較していきたいと思います。
Chromecast(旧モデル)のミラーリング
それに加えて、ミラーリングしているときにテレビの画面が固まって、「キャスト接続を停止しました」と表示され、ミラーリングが切断されることもありました。ミラーリングしながらYouTubeで動画再生をしてみましたが、映像と音がどうしても止まったり・途切れたりしてしまいます。
私の環境ではChromecastのミラーリングは安定せず、動作に遅延も見られます。ウェブサイトの表示には利用できますが、利用にはだいぶ制限がありそうです。通信速度が早ければもう少しまともに使えるかもしれません。
Chromecast2(新モデル)のミラーリング
同じ環境で新モデルの「Chromecast2」でミラーリングしてみましたが、明らかに旧モデルと違うことが実感できます。Chromecast2のミラーリングには動作の遅延がほとんどなく、Android端末のアプリ切り替えや画面切り替えの操作にもしっかり付いてきます。旧モデルではミラーリングが安定せずに途中で切断することもありましたが、新モデルでは切断されることもなく、安定したミラーリングをすることができます。同じようにYouTubeで動画再生してみたら、映像はスムーズに再生されますが、音がどうしても音飛びする場面があります。
ミラーリングはAndroid端末とChromecastの性能が要求されるので、動画再生したときの音飛びはNexus 7の性能が足りないのかもしれません。とはいえ、Chromecast2のミラーリングは旧モデルと違って、Android端末の動作にしっかりと付いてくるので、さまざまな場面で使用できそうです。
まとめ
今回、Android端末を使用して「Chromecast」のミラーリング性能を比較してみましたが、新モデルと旧モデルのミラーリングでは明らかに性能の違いがあることがわかりました。2つの端末の違いについては下に簡潔にまとめてみました。
Chromecast(旧モデル)
- ミラーリングが不安定で切断される
- 動作に遅延がある
- 動画再生は映像や音が止まったり、途切れたりする(検証:YouTube)
Chromecast2(新モデル)
- ミラーリングは安定して使える
- Androidの操作にもしっかり付いてくる
- 動画再生は映像はスムーズに再生されるが、音飛びが発生する(検証:YouTube)
新モデルと旧モデルでは仕様上の数字では性能が向上していることがわかりますが、ミラーリングで比較することで、新モデルの性能が向上していることが目に見えて実感できて良かったです。
Androidを搭載したスマホ・タブレットのミラーリングする方法は知らない人は過去記事で紹介しているので、そちらを参考にしてください。
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